海外移住するとき、日本のクレジットカードをどうするかは考えるべきポイントの一つですよね。
本記事では海外在住10年以上で、多くのクレジットカードを比較してきた筆者が、ポイントとおすすめカードを解説していきます。
海外利用を考えた場合の4つのチェックポイント
海外でクレカを使用する場合は、自分のライフスタイルとカードの特徴などを考えて比較することが必要です。
- 多くのお店で使えるカードブランドか?
- 海外旅行保険が付帯されているか?
- マイルやポイントが貯まりやすいか?
- 空港ラウンジ使用などの特典があるか?
多くのお店で使えるカードブランドか?
カードブランドですと、VISA, Master, AMEX, JCB, などがあります。
VISA, Masterカードであれば多くの国で加盟店が多く利用できるかと思いますが、例えばJCBカードの場合は、日本ブランドなので、滞在する国によっては使えないところも多いので注意が必要です。自分の滞在先などを考えてカードブランドの検討をしてみてください。
カードブランド | ロゴ | ポイント |
---|---|---|
VISA (ビザ) | ・世界No.1 シェアブランド ・海外でも加盟店が多く、1枚は持っているのがおすすめ | |
Mastercard (マスターカード) | ・世界No.2 シェアブランド ・ヨーロッパ圏に強いといわれているが、その他地域にも広く普及している。 | |
American Express (アメリカン・エキスプレス) | ・富裕層を中心に人気がある ・好待遇な特典が付帯するカードが多い | |
Diners Club (ダイナースクラブ) | ・富裕層に人気のブランド ・レストランの優待、会員限定イベントの開催など娯楽色の強いサービスが充実している ・JCBと提携 | |
JCB (ジェイシービー) | ・日本発のカードブランド ・海外での普及率は低いが、ハワイや一部アジアなどには加盟店あり | |
UnionPay・銀聯 (ぎんれん) | ・中国発のカードブランド ・中国の一部地域では普及率No.1 ・日本国内の観光エリアでの加盟店は増加 | |
Discover Card (ディスカバーカード) | ・アメリカを中心に拡大中 ・日本では発行されていない |
海外旅行保険が付帯されているか?
- クレジットカードには海外旅行保険が付帯しているものがあり、付帯条件は「自動付帯」と「利用付帯」の2種類で、利用付帯の場合は注意が必要
- 海外旅行保険を利用するときは、補償の付帯条件や内容、トラブル時のサポート、家族の補償などを事前に要チェック
海外旅行保険付きクレジットカードは多くに見られますが、付帯条件によっては全く適用されないというになるのでここでは説明しておきます。
自動付帯とは、カード契約者が海外に行った際に、保険適用の病気、怪我、事故などがあった差に適用されるものです。
利用付帯とは、海外渡航にかかわる支払いをクレジットカードを利用した際に、はじめて適用になるとこうことです。例えば、渡航用の航空券や滞在先のホテル代をカードで支払うということです。この条件も各クレジットカードによって異なるので、あらかじめチェックしておく必要があります。
海外旅行保険付帯で、任意保険加入せずに海外に行って万が一のことがあって、付帯適用外だったということがないように気をつけてください。
マイルやポイントが貯まりやすいか?
カード支払いの分かりやすい特典としては、支払いで利用した分ポイントが貯まることです。航空系カードなどであればマイルが貯まったり、他カードだとポイントを貯めて、商品交換や他サービスのポイントに変換するなどです。
自分のライフスタイルでどういったシーンでカードを使うかによって貯めるポイント、貯まりやすい支払いが大きく変わってくるので要確認です。
また貯めたポイントでカード年会費を支払いできるもあったりします。
※余談ですが、カードによって年間で使った金額によっては年会費無料になるなどもあります。
空港ラウンジ使用などの特典があるか?
海外移住・生活する方であれば、利用頻度が比較的多くなりがちな空港ですが、空港の待ち時間も過ごしやすくしてくれるのが、空港ラウンジの仕様です。ビジネスクラスやファーストクラスなどのチケットや航空各社の上流会員であれば無料で使えますが、エコノーミーでも利用できる機会があるのがカード付帯のラウンジ利用特典です。
こちらもカード各種によって利用条件やルールが異なりますので、事前にチェックしておきましょう。
注意点
- 年間利用回数や使えるラウンジを要確認
(カード会社によって、使えるラウンジが異なります。入国審査前のカード会社ラウンジしか使えないなどもあるので、チェックが必要です。) - 利用できるサービスがすべて無料になるわけではない
(ラウンジ入場は無料ですが、ラウンジ内で有料となるサービスもあります。ソフトドリンクは無料で、アルコールは有料などもあります。) - 同伴者無料となるカードはほとんどない
(家族連れで空港利用する場合などに、同伴者が利用できるのか、無料か追加料金がかかるのかなどを知っておきましょう。)
海外生活におすすめのクレカ
ここからは、海外生活をしてきた方々の情報からおすすめできるカードを紹介していきます。
年会費永年無料ながら有料並みの旅行保険付帯のエスポカード
発行会社 | 株式会社エポスカード |
入会金・年会費 | 永年無料 |
ブランド | VISA |
海外旅行保険 | あり/自動付帯 |
海外キャッシング | 可能 |
入会金・年会費永年無料なのに、海外旅行保険が有料カード並みに高額補償が付帯しています。
海外在住者界隈では、エントリーモデルとなるクレジットカードです。まだ海外用にクレカを持っていないとか、詳しいことがよくわからないという方はまずこの1枚持っていて損はないでしょう。
海外1,300以上のラウンジが使える楽天プレミアムカード
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
入会金・年会費 | 年会費:11,000円 |
ブランド | VISA/MarterCard/ JCB/AMERICAN EXPRESS |
海外旅行保険 | あり/自動付帯 |
海外キャッシング | 可能 |
持っている方も多い楽天カードの上位となるプレミアムカード。年会費11,000円はかかりますが、それ以上にお得な特典を受けられる点はピカイチ。
なんといっても、海外の空港ラウンジ1,300ヶ所以上を利用できるプライオリティパス(最高レベルのプレステージ)通常年6万円以上する会員カードを無料で発行できます。
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