1-2月が旬のタイフルーツ

タイ料理

1-2月では乾季とされ、北部では10度近く温度が下がり、有名なフルーツの旬ではなくなりますが、それでもタイならではのフルーツはありますので紹介してまいります。

タマリンド [มะขาม(マカーム)]

原産はスーダンですが、熱帯雨林地方で多く育てられ、タイやインドでは一般的に食されているフルーツです。タイではマカームと呼びますが、一般的には、タマリンドとして知られています。
果実は、褐色の乾燥した皮でおおわれており、パリっと割ると、更に濃い褐色の果実が出てきます。その中には、黒い種も入ってます。
フルーツというより豆類のような感じもしますが、味は、甘酸っぱく、例えるなら干し梅や干し柿に近いと思います。

そのまま食べることもありますが、独特の風味を生かして料理などに使われ、タマリンドソースとして、魚料理などでタイでは用いられます。

タマリンドの栄養成分

タマリンドは多くの栄養成分を含んでおり、欧米の健康志向の高い人たちにも似も人気のフルーツです。カルシウム、鉄、リン、カリウム、マンガンのミネラルが豊富に含まれており、特に鉄分は他フルーツよりも多く含まれているのが特長です。ビタミンや植物繊維も多くふくまれております。

タマリンドの効果

  1. 整腸作用や便秘改善
  2. 疲労回復効果
  3. 生活習慣病の予防 (血行促進や悪玉コレステロール低下)
  4. 新陳代謝アップ
  5. 免疫力アップ

グアバ [ฟรั่ง (ファラン)]

熱帯アメリカ原産の果物で、多くの品種がありますが、ファランとタイで呼ばれているグアバは、皮が薄い緑色で果肉の白い種類のものです。皮ごとカットしてそのまま食べることができます。芯の部分に種がありますが食べても構いませんが、固く歯を痛める場合があります。

タイ人にとっては味が足りないためか砂糖と唐辛子を混ぜた調味料をつけて食したりしますし、熟れていない固いグアバを使って、漬物やソムタムに入れて食べたりします。

ちなみにファラン(ฟรั่ง)とは同音異義で欧米人という意味もある。

グアバの栄養成分

ビタミンCはフルーツの中でも非常に豊富で、レモンの2-3倍あると言われています。また、ビタミンAも豊富で皮膚や粘膜を守る働きがあります。


特徴的なのはビタミンCの豊富さで、レモンの2~3倍もあり食品の中でもトップクラスです。ビタミンCは美肌ビタミンとも言われますが、抗酸化作用や免疫力を強化する作用があり、最近では、ガンの抑制効果も注目されています。暑さ、寒さ、疲労、働き過ぎ、睡眠不足、苦痛など、ストレスが多い人ほど摂取の必要があり、逆に不足するとストレスに弱くなり、心身の不調を引き起こすことになります。グアバ1/4個ほどで1日に必要なビタミンCを摂取できますが、水溶性で早く排出されてしまうので、まとめて食べるより、こまめに食べるといいでしょう。満腹時の方が吸収力が高まるので、グアバをデザートにするといいですね。

タマリンドの効果

  1. 美肌効果
  2. 疲労回復やストレス軽減
  3. 血糖値の上昇を抑える
  4. 整腸機能
  5. 免疫力アップ

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