タイの通信・携帯会社のシェアは、日本の(NTT, KDDI, Softbank)3社同様に3社によるほぼ寡占構造になっている。
創業者がタクシン元首相のAIS、ノルウェーTelenor系の DTAC、CP グループのTrue Move H の3社で、タイ携帯回線の約98%をシェア。
AIS
長年業界シェア1位実績
社名 | ADVANCED INFO SERVICE PLC. |
市場シェア | 44.2%(2019年) |
回線数 | 約 4120万 (2018年) |
URL | www.ais.co.th |
銘柄コード | ADVANC |
TRUE
CPグループ系の企業で、ブロードバンドやケーブルテレビ、電子決済(TrueWallet)などのサービスを展開するTrue Corporationの参加。2017年からDTACを抜き、業界2位のシェアと急拡大中。
社名 | True Move Co., Ltd. |
市場シェア | 31.5% (2019年) |
回線数 | 約 2,720万 |
URL | http://truemoveh.truecorp.co.th |
銘柄コード | TRUE |
DTAC
2017年に業界2位から3位へ転落。
社名 | Total Access Communication Public Co., Ltd. |
市場シェア | 22.1% (2019年) |
回線数 | 約 2,120万 |
URL | www.dtac.co.th |
銘柄コード | DTAC |
タイの総契約回線数 (2019年)
2019年時点で、タイの総契約携帯回線数は、約1億3000万回線となっており、人口の約2倍となっている。
余談だが、日本の移動系通信の総契約数は1億8661万件(2020年3月時点)で、NTTドコモ 37.3%, KDDI 27.6%, ソフトバンク 21.8%のシェアとなっている。
また、2015年から2019年にかけて、ポストペイドの契約数が約10%増えているが、まだまだプリペイド契約回線が多いのは非常に特徴的である。
プリペイド | ポストペイド | |
2015 | 85.8% | 14.2% |
2019 | 75.9% | 24.1% |
コメント