乾季に入り、タイの各地で、PM2.5の上昇のニュースをよく耳にします。
バンコクに住んでいる方も外を見ればスモッグがかかり、いつも見えてた遠くの景色がかすんで見れるなんてこともよくある今日この頃。
健康への影響もありますので、外出時だけでなく、お部屋にいるときも対策をお忘れなく。
PM2.5とは?
大気中にある極めて小さい粒子、直径2.5μm(マイクロメートル)以下のことで、主な成分は炭素、硝酸塩や硫酸塩、ケイ素などが含まれます。
スギ花粉の大きさが約30μmで、その1/10以下なのでその小ささはお判りに庵るでしょう。
Pm2.5を吸い込んでしまうと、気管支や肺にまで入り込み、気管支炎やぜんそくなど呼吸器系の疾患のリスクが発生しますので、PM2.5濃度が高いと、健康に影響がでる目安とされています。
どうして、ここ数年で、タイのPM2.5が悪化しているかというと、経済の発展に伴い、ガソリン車の排気ガスや工場から排出される、硫黄酸化物や窒素酸化物の増加が考えらえれます。
タイのPM2.5の調べ方
PM2.5の基準値は各国や団体で異なりますが、
タイではPM2.5の基準濃度について 50μg/m3 とされています。
ちなみに
WHO:25μg/m3
日本、アメリカ:35μg/m3
となっており、比較的厳しくない基準値です
以下のサイトで、モニタリングされている数値がリアルタイムで確認することができます。
どうやって対策したらいいのか?
外出時には、マスクを着用
すでにコロナの影響で、外出時にはマスクをしているのが普通になっていますが、PM2.5対策には、医療用や軍事用のN95基準にのっとったマスクである必要があります。
ちなみに、先ほどPM2.5の粒子の大きさは2.5μmといいましたが、ウィルスの大きさは0,1μmと実はさらに小さいものなのです。
しかし、空気中に浮遊している可能性が低いので、通常飛沫防止のためのマスク着用となっています。
アベノマスクやおしゃれな布マスクでは、浮遊しているPM2.5の非常に小さい粒子はくぐりに受けて、体内に入り込む可能性があります。
小さい子供がいるなら極力外出は避ける
大人の体と、子供とでは、許容量が違いますので、PM2.5がちょっと体に入ってしまっただけでもすぐに影響が出る可能性があります。マスクをつけることも大切なことですが、外に触れる機会を減らすということが、リスクを減らす最も妥当な方法です。
遊び盛りの子供には気の毒ですが、今後の健康のために室内でも楽しく過ごせる方法を見つけてあげてください。
室内で空気清浄機
コロナで部屋の換気、PM2.5で外の空気に気をつけろとどっちにすればいいのかと困ってしまいますが、どちらにもおススメなのが部屋に空気清浄機を設置することです。
おすすめは、Xiaomi Smart Air Purifier 2s
中国ブランドのXiaomi(シャオミ)ですが、価格、性能、メンテナンス面で最高のパフォーマンを見せてくれます。
[おすすめポイント]
- 5000バーツ程度で購入可能
- 定期的(8-10か月)にフィルターを交換(使い捨て)するだけ
- 部屋内のPM2.5が表示される
- スマホアプリと連携しての操作、モニタリングが可能
部屋の大きさなどで、設置する空気清浄機も変わっていますが、シャオミは複数の種類を扱っています。最新の3Hは除去率も高く、素晴らしい性能です。
洗濯物の外干しにも気をつける
外干しをしている間に洗濯物に付着してしまうことも考えられます。ベランダの手すりなどをぞうきんなどでふき取って細かいチリなどがついているなら要注意。
特に小さいお子さんの洗濯物は、室内干しにしましょう。
室内干しだとカラッと乾かないから屋だというのであれば以下の方法をお試し下さい。
柔軟剤を使用する
柔軟剤を使用することは、PM2.5付着防止の効果が見込めます。柔軟剤は、文字どおり洗濯物を柔らかく仕上げるためのものですが、静電気を防ぐ効果があります。
洗濯物の静電気を抑えることで、PM2.5を引き寄せずに付着させにくくすることが可能です。
取り込み時に軽く払う
簡単なことですが、外干しして家に取り込む際にそのまま部屋に入れては、PM2.5を持ち込むようなもの。
取り込む際に軽く払ってからお部屋に入れてください。
強くぱんぱんと叩くと、衣服の繊維に入り込んでしまう可能性があるので、あくまでも軽くです。
まとめ
例年通りであれば、PM2.5は4月頃まで続きます。
まだまだ長いですが、いろいろな対策で健康管理に気を付けてください。
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